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微小浸潤でのホルモン療法

[管理番号:1097]
性別:女性
年齢:35歳
 
 

質問者様の別の質問

質問が新たな内容のため、別の管理番号としました。
質問者様の別の質問は下記をクリックしてください。
管理番号:636「病理所見について

 
 
こんにちは。先日は色々とお答えいただき、ありがとうございました。
無事手術は終わり、今後の治療について先生のご意見を伺いたくまた質問させていただきます。何度も申し訳ありません…。
病理の結果は、生検での見立てとほぼ同じでした。ハーツーは結局調べていないようですが、主治医も恐らくマイナスだろうという意見。付け加えるのなら、リンパ転移なし、グレードは2だった、くらいでしょうか。
ご意見いただきたいのは今後のホルモン療法についてです。
実は、もともと腫瘍が小さかったので針生検の時点で大半を摘出してしまったらしく、手術で切除したのは殆どがin situ部分で、結果的には浸潤がんとはいえ1ミリの腫瘍に対して手術を行ったような形だったそうなのです(広がりとしては20×4×5)
取り切れてもいるとのことで、放射線治療のみでいいかもしれないが、年齢を考えてホルモン治療はやはりやった方がいいのでは…というレベル。それも、タモキシフェンを五年で、リュープリンまではしなくても…と迷うラインです。
個人的には、副作用の大きそうなリュープリンは避けられるものなら避けたいというのが本音です。が、もちろんその為に再発率を引き上げたくはありません。
この症例、先生でしたらどうお考えになりますか。
 

田澤先生からの回答

 こんにちは。田澤です。
 微小浸潤かどうかというレベルだったとのことですね。
 おめでとうございます。

回答

「この症例、先生でしたらどうお考えになりますか」
⇒タモキシフェン5年とします。
 LH-RHagonistはSOFT試験では「35歳以下には有効」とはいえ、あくまでも「有る程度のリスクの有る場合」と考えるべきです。
 pT1mi, pN0のような状況では「対象にはならない」と考えます。
 またタモキシフェン10年も「有る程度のリスクを有する場合」と理解すべきです。
 
 

 

質問者様から 【感想2】

再質問ではございません。
先生のご回答により、不安も感じていたのですが決心を新たにできました。
まだ放射線という山場がありますが、以降はタモキシフェン五年で頑張っていきたい
と思います。
ご多忙の中、何度もお世話になりありがとうございました。