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エコーで1ヶ月後に経過観察

[管理番号:938]
性別:女性
年齢:19歳
 
 

質問者様の別の質問

質問が新たな内容のため、別の管理番号としました。
質問者様の別の質問は下記をクリックしてください。
管理番号:959「10代のマンモグラフィー」

 
 
お目を留めていただきありがとうございますm(_ _)m
私は先月19歳になったばかりの女性です。成長が遅く、まだアンダーバスト66センチ、トップ73センチしか有りません。
先月1日、右胸の乳頭付近に1.5センチのしこりを見つけました。そこで今月8日に乳腺科へ行き、僅かな触診のみで「良性」と言われました。患者に気を遣って嘘を言っているのか尋ねると、僕は正直に言います、と。
マンモグラフィーをすると言われましたが、怖くて断ってしまいました。それで、乳腺エコーだけしましょう、と言われ、2週間後(先生に指定されました)の本日、別の女医さんに乳腺エコーをしていただきました。
その女性は無口で真剣な表情で画面を見つめており、とても不安になりました。左胸やリンパも細かく検査され、長かったので益々、不安になりました。
最後に、「経過観察です。1ヶ月後、再び○○先生に診てもらってください。」としか言われず「しこりの方、どうでしたか?」と言っても話してくださらないので問い詰めると、「若い女性に多い。嚢胞か線維腺腫っていうことは明らかに言えないので、次回もう一度エコーしましょう」と言われました。
私はしこりを発見してからもうすぐ2ヶ月になりますが、その間、大きくなっていないし、むしろ1.5センチから小さくなった(小さく触れる気もします)。
次回(1ヶ月後)異常があれば、次の検査に移るそうです。
今日の女医さん(検査技師さん?)は何も説明されないので凄く不安です。これ以上お聞きしても説明されなさそうなので帰ってきましたが、凄く不安です。
私の年で(1ヶ月前に19歳になったばかり)、しかも成長が遅くアンダーバスト66センチ、トップ73センチしかない女性が、2回もエコーを受ける必要があるのでしょうか?
もしかして葉状腫瘍でしょうか?(でも、前回の触診で「葉状腫瘍の可能性はありますか?」→「君は葉状肉腫のことを言いたいのかい? それはそんなん全然違う」と言われました。)
また、癌でしょうか?(「それは嚢胞、繊維腺腫か癌のことを言ってるの? それはまだわからない。明らかに嚢胞か繊維腺腫かはわからない。エコーが1回で済む人は、明らかに嚢胞か繊維腺腫と分かる人のみ」と言われました・・・。)
ちなみに、今日の乳腺エコーはしこりを押さえつけられたのですが、動くと痛みがありました。自分で触っても鈍い痛みがあります。我慢できないほどではありません。可動性は有り、よく動きます。しこりの位置がずれている時も多々あります。
稚拙な文章失礼いたしました。不安でたまりません。どうか先生のご見解などご回答くださると幸いです。お忙しい中、本当に申し訳ございませんm(_ _)m(お金も払っていないのに本当に申し訳ございません)
 

田澤先生からの回答

 こんにちは。田澤です。
 まず19歳という年齢から「ほぼ乳癌を除外」して考えてもいいとは思います。
ただ、
初診:触診だけ
2週間後:超音波だけ(技師さんが超音波をしただけの可能性が高そうです)
1カ月後:診察
 という、診療には正直「?」がつきます。
 それら3つのことは「本来1日でできる」ものだからです。
 
 このペースでいくと(もしも針生検などをするとすれば)「その日ではなく」また「2週間後に…」みたいになりそうです。
 質問者は(おそらく)良性だとは思いますので、まだいいかもしれませんが、(それでも何回も受診する事は負担だと思います)「癌が疑われるケース」でも同様なのでしょうか?

回答

「2回もエコーを受ける必要があるのでしょうか?」
⇒私の想像ですが…
 今回の女性(検査技師)が「まずは全体の超音波検査」をして、その1カ月後に「医師がその所見のある部位を超音波しながら最終判断する」システムのようです。
 つまり「最初に、検査技師が詳細に全体を見る(スクリーニングといいます)」事で「見逃しを無くす、もしくは医師の負担を軽減する」事を狙ったやり方です。
 私自身はそのようなやり方はしませんが、「江戸川病院に赴任した当初は、非常勤で来ていた東○医○歯○大学の医師がそのようなやり方をしていた」のを知って大変驚きました。
 医師の負担を軽減する効果を狙っているのでしょうが、「患者さんにとっては2度手間」となる方法です。
 
「もしかして葉状腫瘍でしょうか?」
⇒葉状腫瘍は超音波では(余程典型像で無い限りは)診断できません。
 要は、「線維腺腫」といいきれる像ではないと言う事だと思います。
 
 結局経過観察とされそうですが、「葉状腫瘍が否定できない」場合には針生検による組織診断を勧めます。