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(温存)術後の石灰化で悩む方は管理番号「7174」をご参照ください。

 

①温存術後には切除して縫合した部分には、その治癒過程において融解した脂肪や新生した肉芽組織(瘢痕)にカルシウムが沈着して石灰化が起こることがある。=異栄養性石灰化

②温存乳腺に癌が再発(もしくは新規発生)した際に、その癌が乳管内であると、その乳管内への進展過程で(乳管内で増殖した癌細胞の中で)壊死が起こり結果として「癌細胞が乳管内で壊死することによる石灰化」が起こることがある=壊死型石灰化

③その他 石灰化が起こる原因の99%以上は「癌以外が原因」です。 例)乳腺症に伴うものなど

 

注意点

温存乳房内にできた癌でも(たまたま)石灰化を起こすケースと、(当然ながら)石灰化を起こさないケースがある。(頻度からすれば、石灰化を起こさない方が多い)

①は通常(②に比べると)粗大となりやすいので、「粗大であれば」②ではなく、①と(画像だけで)判断できることがある。

①であっても(画像上)粗大とは断定できない場合や③は②と(画像だけで)区別することは不可能→区別するにはST-MMTしかない。

 

7174:術後の石灰化が確認できました