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今週のコラム 145回目 その意味ではKi67≧35にこそ、OncotypeDXの真価がある。そう言っては言いすぎでしょうか?

みなさん。こんにちは。

ようやく、QandAも再開し忙しいながら充実した日々が再開しました。

このサイトを忘れずに、待っていてくれた皆さんに感謝いたします。

 

「まさか!」と思えるほど早いスタートで暴れまくったこの夏ですが、8月10日を過ぎてみると(例年通り)「ピークを越えた感」が出てきました。

真っ只中にいると「うんざり」していた酷暑も、過ぎ去りつつあると感じると何か寂しさを感じます。

「過ぎ去りし夏」 人々の郷愁をさそいます。

 

 

FMから流れたshort story

「ねー、ビリー。 あなたのご趣味は何なの?」

「えーと、僕の趣味は読書だよ。本に囲まれている時が一番幸せなんだ。」

「まぁ、素敵。とっても知的なのね。 それでは当然シェイクスピアはご存知よね。今度教えてくださる?」

「勿論だよ。シェイクスピアだろ。知っているよ。ただ、えーっと。作者の名前が思い出せないなー。」

 

 

Ki67とOncotypeDX

かつて今週のコラム101回目で紹介しましたが、あれから1年近く経ち症例数が増加するなかで、再度検討しました。

横軸はKi67の値で低リスクはRS≦18、中リスクは19≦RS≦30、高リスクはRS≧31となります。

「グレーゾーン(21≦Ki67≦40)」で、OncotypeDXをしている方が多いことに気付きます。(このゾーンでOncotypeDXを勧めているから当然ですが…)

 

更に、これを%で示すと

一番に気付くのはKi67=35を境にしてlow riskの割合が一逆転していることです。

★面白いのはKi67≧35ではlow riskとhigh riskが同じくらいあることです。

その意味ではKi67≧35にこそ、OncotypeDXの真価がある。そう言っては言いすぎでしょうか?

 

次回は、せっかくのデータを統計学的に少しいじってみようと思います。(田澤)